

京都の染司よしおか五代当主吉岡幸雄氏の最後の弟子であり、35歳にして、100年前に途絶えた京都原種の「京藍」を古文献を紐解き復活させ、イタリアのラグジュアリーレザーブランド「Valextra」とのコラボ作品を発表。また、2025年大阪・関西万博イタリア館ではモレスキンとのコラボ作品が展示されました。伝統と革新を融合させた功績から「KYOTO Next Award 2025」にて優秀賞も受賞しています。
本展では、これまで京提灯、京都老舗綿布商のてぬぐいブランドとのコラボレーション等、伝統工芸もアートで楽しく伝えてきた野性爆弾 くっきー!と、「京藍×奇笑」をテーマにした合作作品を特別展示いたします。
今回のテーマである「京藍 × 奇笑」とは
奇笑(きしょう)とは「奇=奇妙、予想外、異様」と「笑い」を掛け合わせた松﨑陸の造語で、ルールや常識から少しはみ出した瞬間に生まれる、理解不能なのに笑ってしまう感覚を言語化したもの。
一般的な「共感の笑い」ではなく、見る人の想像を超える“ズレ”や“違和感”から生まれる笑い。おかしいのか、すごいのか、わからないけど笑ってしまう。そんな感情の境界線にある在り方を「奇笑」と名づけました。
100年前に滅びた「京藍」を古文献を紐解き復活させることは、希少な活動で、理解不能かもしれないけれど、「奇笑」であればこそ、次世代に残してゆけることができるのではないかという松﨑陸の想いが込められています。
Laugh in Kyoai -京藍の中で笑う 京藍染師 松﨑陸 個展
【日程】2026年1月8日(木)~1月18日(日)
【営業時間】13:00~18:00 火・水 定休日
【入場料】無料
【場所】Laugh & Peace Art Gallery(大阪市中央区難波千日前3-15 吉本本館1F)https://laugh-peace-art.com/
【協力】合同会社オフィスユーボート
【くっきー!(野性爆弾)コメント】
高級なキャンバスでございました。
絵具が染み込んでゆき通常の3倍ほどの塗り重ね。それ故に情が湧き心こめたっちゃんっ♡

【松﨑陸コメント】
京藍染師として100年前に滅びた京都原種の藍を復活させ後世へ残す活動をしております。今回、くっきー!さんとご一緒できることを心から光栄に思います。

<京藍とは>
京都原種の藍植物を指します。
約1200年前から京都では栽培が行なわれてましたが、約100年前に都市化に伴い一度滅びました。
その原種を松﨑陸氏が当時の産地、当時の栽培方法で復活させています。
一般的な藍栽培は畑で行なうが、京都の藍栽培は水田で栽培する事により、雑味のない澄んだ青色が特徴です。


