

いつだって「適当に好き」でいたい
恣意的でありたい
夕立の中を裸足で駆け回るように
爆弾を包んだリボンを解くように
煌めくスパンコールみたいな衝動を抱えて
【<サチコ個展「スパンコール」>開催概要】
日程:2025年4月18日(金)~4月20日(日)
時間:13:00~18:00
定休:毎週火曜・水曜
会場:LAUGH & PEACE ART GALLERY
(大阪府大阪市中央区難波千日前3-15 吉本本館1F)
入場無料・予約不要
<プロフィール>
活動歴は長く、京都芸術デザイン専門学校に在学中からXなどSNSで人気を博しており、その世界観は若い層から絶大な支持を得ている。伸びやかな筆致から生まれる可愛らしいキャラクター達は豊かな内面と様々な属性を持つ一個の存在として描かれており、そこが観る者の共感を呼び人気を博し大きな支持を得ている。
人間の内面を深く抉る鋭い洞察力は小説やエッセイなどの著作からも伺い知る事ができる。
様々なジャンルで広く商業イラストを手掛ける人気作家である。
◆制作実績
Gallery IYN様「夢枕」「かわいい仕立て屋」バナー広告用イラスト
レトロ印刷様 限定インク「りんご」サンプル用イラスト
MV用イラスト
アイコン用イラスト
グッズ用イラスト
配信用立ち絵
カプセルトイ設置(専門学校内)
オリジナルグッズ
オリジナル小説、エッセイ本
◆その他実績
コミティア等即売会イベント参加
FLOWER LOLITA展示
ネット販売(BOOTH)
https://lit.link/sachiko1356
https://x.com/jastaway1356
<ステイトメント>
サチコのキャラクター。そこにある等身大の儚さと危うさ。
サチコのキャラクターは実体を持っている。その可憐さ、美しさ、傲慢さ、孤独さは作家サチコが繋がり営む社会への視座であり、鋭い視点が織りなすものだ。
キャラクターの可愛らしさに目を奪われると共に、そのキャラクターの見つめる視線の先が私達の世界を見据えているだけでなく、その歪さを解っていることの違和感は、作家サチコがその手で線を重ね、絵を描くだけでなく文字を綴り小説やエッセイなども紡ぐ事がわかると氷解する。事象の認識が内外様々な方向に向いているのだ。絵とそれに伴う言説が視点の多様さを物語る。
先の見えない不安で胡乱な今の世の中でサチコの創作物は観る者にとって等身大の大きさでその身に伝わってくる。サチコの絵や文章が今の若者に膾炙するのはそのためだ、SNSやネットを通してサチコの絵を文字を自身を投影し語る現し身として愛でるのである。
この時代の儚さと危うさをなぞるようなサチコの創造する世界に我々は目を離せないのである。
現代美術家/京都精華大学アニメーション学科特任教員 神野翼